今回のは稽留流産の手術当日の流れや費用などの体験談を書いていこうと思います。

流産の宣告を受けてから長い一週間が明け、再び産婦人科を受診しました。
残念ながら流産ということが確定し、手術を受けることに。
産婦人科受診3回目・妊娠9週(推定)
結局診察台に上がる瞬間まで、もしかしたら赤ちゃんが成長しているかもしれない、
ということが頭のどこかにあったと思います。
でも、もう赤ちゃんの袋も成長していない。
前回あった心拍もなくなってしまっているとのこと。
先生はもう「流産」という言葉を使いませんでした。
1週間のモヤモヤは、ここで少し解消された気がします。
赤ちゃんの袋、胎嚢の大きさが3cmくらいだったそうなのですが、
これくらいの大きさだったら、自然に出てくるのを待つこともできるとのこと。
1週間の検索による情報で、自然排出はいつ出てくるかわからないし、
大量の血を見るのも怖いし、結局手術しなければならない場合もあるようだったので、
私は手術を選択しました。
「そしたらいつにする?一番早くて明日でもできるけど…」と先生。
思ったより早かった…でも早い方がいい。
前に進みたい気持ちが強くなっていました。
夫に休みをもらうよう連絡して、翌日手術することに決めました。
稽留流産手術・当日の流れ
※前日22:00以降は食べるの禁止。当日7:00以降は飲むのも禁止。
持ち物
- 手術同意書
- 麻酔問診表
- 生理用ショーツ
- 大きめナプキン2~3枚
- お金(手術費用は¥15,700でした)
8:30 受付。個室に通され、手術着に着替える。
8:45 点滴開始。地味に痛い。体が冷たくなってくる…
9:00 手術室へ移動。左腕には血圧計、右腕には点滴、口には酸素マスク…
これ、がっつり手術!呼吸しにくい…怖いよー!!
麻酔医の先生から「処置が始まるタイミングで麻酔入れていきますね。・・・はい、深呼吸してください。」
と指示が。2回目の深呼吸からもう意識がない。
9:30 気づいたら、個室に戻ってベッドの上に寝ていた。
ゆっくり休んでくださいと言われて、寝ようと思うけど寝付けない。
暇だけど携帯を取る気もしない。
遠くで産声が聞こえた気がする。
隣の部屋には出産を終えた人が入院していて、旦那さんやお子さんがお見舞いに来ていた。
うらやましかった。
次こそは絶対に産みたい。
こんなに2人目が欲しかったんだと、気づいた。
きっと、この病院で出産する。
夫と息子と、赤ちゃんと寄り添う姿を想像したら、幸せすぎて少し涙が出た。
11:00 点滴終了。
助産師さんより渡された抗生剤と子宮収縮薬を飲む。
ちょっとぼーっとするけれど、動けそう。
トイレまで歩いて行けた。
11:20 着替えてよいとの指示があり、服を脱いだらびっくり、
おなかから下半身まで見たことのない感じに発疹が出ている!!
まだら模様みたいな感じ。
助産師さんに診てもらうと麻酔医の先生が来てくれた。
抗生剤の副作用っぽいけれど、今すぐ処置が必要というほどの症状ではないとのこと。
とりあえず抗生剤を変更される。
次のやつも副作用あったらどうしよう、と不安…
薬で副作用っぽい症状が出たのは初めてだった。
11:45 退院手続き。
妊婦さんがたくさんいる待合にいるのが辛かった。
すっぴんだし。
受付の人も何だか申し訳なさそうな、気を遣われているような、微妙な表情をしていた気がするのは私の考えすぎかもしれない。
11:50 夫にタクシーで迎えに来てもらう。
ほっとする。
平日に2人きりなんて変な感じだ。
稽留流産手術を終えて
午前中で終わるとは…思ったよりとても早かったです。
体験談などで読んでいた手術前の激痛処置などはなく(経産婦だから?)、
一番痛かったのは点滴を入れるときでした。
あとは本当に寝てる間に終わる、という感じ。
心配していた麻酔をかけても意識がある、という状態にはまったくなりませんでした。
お酒が弱いのも関係しているのかな…。
術後は抗生剤だけでなく子宮収縮薬の副作用らしきもので多少トラブルがありました。
術後の経過を記録してこのお話は終了にしたいと思います。
