もう2年以上前の話なのですが、記録があったので記事にしたいこと。
それが親しらずを抜いたよ!という話なのです。
というのも、私の下の親しらずは横向きに生えていたので抜くのが大変&ドライソケットになって超絶痛かったのです…!
今回はその体験談を振り返ってみたいと思います。
もくじ
親知らずを抜こう!と思った理由
私には上下4本の親知らずがしっかりと生えていたのですが、上2本はすでに抜いていたんです。
上って比較的簡単に抜けるんですよね。
下の方が難しいと言われています。
というのも歯の生える方向が横向きだったり斜めだったりで、処置がちょっと複雑になる傾向があるので。
私の場合も見るからに横に生えていたのです。
隣の歯と同様まっすぐに生えているならいいのですが、横に生えていることで歯ブラシをうまく当てられずに隣の歯まで虫歯になってしまうことがあるようなんですね。
それに、なんといっても食べ物が挟まる率が高くて不快なんです。
これはいつか抜かねば…と思いながらも歯を抜く恐怖に怯え先延ばしになっていた日々…
結婚して子供が欲しいなぁと思ったときに、
- 妊娠していると麻酔や薬など制限される場合があるので抜歯できない
- 出産後は授乳もあるだろうし、やはり薬など制限され抜歯できない
- その後の育児は想像つかず、あまり時間もないだろうし…
ということで、抜くなら今の精神で震えながら歯医者の予約をしたのでありました。
右下の抜歯体験談。抜けない恐怖とドライソケットが辛すぎた話。
とにかく予想外だったのが、 麻酔が効かなかったんです!
横向きに生えていたので頭を切り落とすところまでは問題なかったのですが、その先抜こうとすると激痛が…
いろんな方向からグリグリやって、麻酔たくさん追加して、他の先生にバトンタッチして、2時間ほど格闘して疲労困憊、結局痛くて抜けなかったのです。
骨にしっかりくっついちゃってるとか神経に近いとかなんとかで…
そんな話あるかい?と思いながら、ここまでやったらやるっきゃないの精神で1ヶ月後。
30分ほどで抜けました。切開なし。あっさりと、痛みもなく。
うれしくて歯を持って帰ったのですが…その後が大変でした。
通常5日くらいで痛みは引いてくる、という情報を信じていたのになかなか治らない…
1週間経っても痛み止めが手放せない。
ズキズキとした痛みが続く…地獄…
消毒で歯医者に行った際に、
とのこと。
これだけにはなるまい、と思っていたドライソケットになってしまったのです!
ドライソケットとは、歯を抜いた後にできるはずの血のかさぶたがうまくできなかったり、うがいのしすぎなどで取れてしまった時に骨がむき出しになり激しい痛みを引き起こすというもの。
確かにあまり血が出てなかったので、それが原因と思われます。
抜歯後10日ほどで、白いかさぶたのようなものができ始め、同時に痛みがピタッとおさまったのです。
生命の神秘!!
その後は穴に米粒なんかが溜まるくらいで痛みはなし。右下終了です!
左下の抜歯体験談。1回で抜けた幸せと立派に育ったフィブリンの話。
前回の体験が辛すぎて、また麻酔が効かなかったらどうしよう…と怖気づくも、抜かなければ終わらないのが抜歯です。
先生も前回の教訓からか、麻酔を多めにしたり、先に痛み止めを飲ませたりといろいろしてくれました。
なんとありがたい。そして開始から1時間半ほどで、抜けました。
途中痛みも出たけど麻酔追加して我慢できる程度。
私にとっては「1回で終わる」というのが何より喜ばしいことなのです。
あとはドライソケット対策のみ!
前回よりかさぶた(血餅というらしい)がしっかりしているので、これは期待ができそう。
当日の食事はレトルトおかゆ・冷奴・コーンスープなどの流動食で乗り切ります。
まだ血が固まっていないうちはストローで吸うとか麺をすするようなことはしない方がいいらしいです。
抜歯2日目
前日疲れからか薬も飲まずに寝てしまったのに、耐えられる程度の痛み。
結局痛み止めは昼に1錠飲んだだけでした。
右下の抜歯の時には考えられない…!
前回は痛み止めは飲む間隔を6時間あけてくださいと言われても4時間くらいで我慢できずに飲むほど痛かったのに。
痛みで目覚めて「ウグゥゥ…」と唸りながら痛み止めを飲んでいたのに…
やっぱり血餅が力強いからかしら…と鏡で見てみると、血餅、なんか白っぽいものに変化していたのです。
これが、フィブリンなのか…?
血餅が白っぽいブヨブヨしたものになるらしく、それをフィブリンというらしいです。
かわいい名前。フィブリン。
フィブリンのような気もするし、食べかすのような気がしなくもない。
はたまた膿んでる…?痛みはないので放置がよさそう。
なんせフィブリンだとしたら、取ってしまったらまたドライソケットになってしまうかもしれないから…
ちなみに歯磨きは患部を避けて電動でガンガンやっていました。
あとはしみないタイプのお口クチュクチュ用品で30秒くらいゆすぐ。
ブクブクしないで、顔を振って液を口内に浸透させる感じ。
早くブクブクしたい…!食事はいつも通り戻っていました。
抜歯3日目
痛み止めを1錠も飲まず、とても順調。
書くことがなくなるくらい順調。
本当に、前回と比較すると信じられないくらい痛みがないのです。
好きなものを最後に食べる派の私にとっては、先につらい方を抜いてしまってよかった。
フィブリン的なものが定着してきたように思えたので、ここで思い切ってブクブクうがいをしてみました。
軽くなら何ら問題なさそう。ブクブク解禁!
抜歯した後つらいのは、しばらく抜いた近くをちゃんと歯磨きでいないことです。
舌で軽く触って、あー歯垢溜まってんなーきもちわるいなーと思う日々が数日続きます。
なので抜歯直前はよく歯磨きをしたり、フロスを通してできる限り歯をきれいにしておくことをおすすめします。
抜歯4日目
多少食べ物が付着してもうがいすればいいや、という強気の姿勢でパスタ解禁。
白いフィブリンさんは少し小さくなったような…頬が軽く腫れている感覚もほとんどなくなりました。
多少歯肉はできてきてるのだろうか…
抗生物質を飲み終えたので、あとは自然に穴が塞がるのを待つのみです。
抜糸が終われば歯医者から解放される…!抜糸、待ち遠しい!
抜歯5日目
穴が現れました!フィブリンさんの陰から穴がぽっかりと。
フィブリンさんとはここでお別れです。
抜歯6日目
穴は大きくなってそうめんが見事にはまったりしています。
傷っぽさがなくなり、強気のうがいも充分耐えられるだろうという感じ。
順調です…!
抜歯9日目
抜糸しました。
解放された気持ち!もう両方の歯で噛めるし、穴に食べ物が詰まっても、激しいブクブクで取り出せるようになりました。
自由…!辛かったけど、もっと早く抜いておけば…と何度も思ったけど、とにかく抜いて良かった!!と思います。
まとめ:大変だったけど抜いてよかった。
いかがでしたでしょうか?
私のケースはちょっと変わっているとは思うのですが(1回で抜けないとか、ドライソケットとか…)
それなりに大変な人も多いと思われる、親知らずの抜歯。
怖いけれど、その先には快適な生活が待っていますよ!
現在は、こんなところに歯があったなんて…!と思うほど平らになっている親知らず跡地ですが、
歯磨きもしやすくて快適です。
抜く必要のない親知らずという場合もありますので、時間があるときにぜひ歯医者さんに診てもらうことをおすすめします。
妊娠中は治療が制限されてしまう場合もありますので、その前に親知らず問題含め歯のメンテナンスは終わらせておくとスッキリすると思いますよ!