あなたはマイナンバーカード、持っていますか?
正直、なくても困らないですよね…!
そして作るのが面倒なイメージ。
実際2019年時点でのマイナンバーカードの普及率は12.8%と低いんです。
2019/3/18の東京新聞の記事より
しかし!つい先日、やっと私も重い腰を上げてマイナンバーカードを作りに行ってきました。
私がマイナンバーカードを作った理由は、「確定申告を電子申告で簡単に済ませたいから」というものでした。
【2020/2/17追記】
なんと、青色申告はマイナンバーカードとスマホでの申告ができないことがわかりました!
スマホでの申告ができるのは、給与所得がある人の雑所得分の申告(副業など)なんですって。
青色申告をパソコンでする方法は、マイナンバーカード+ICカードリーダライタを使う「マイナンバーカード方式」と税務署でID等発行してもらう「ID・パスワード方式」の2種類となります。
今回は、マイナンバーカードを作るにあたってすべきことや、注意点、マイナンバーカードのメリットなどを中心にまとめてみたいと思います。
- マイナンバーカードでどんなことができるの?
- マイナンバーカード作るのにどれくらい時間がかかるの?
- マイナンバーカードは作るべき?
などの疑問にお答えしますよ~
もくじ
マイナンバーカードを持っているとこんなことができます
マイナンバーカードは正直無くても困らない人も多いのでは、と思われますが、あったら意外と便利なんです!
本人確認の書類になる
マイナンバーカードは本人確認の書類として最強クラスと言えるでしょう。
口座開設やパスポート取得などの際に利用できます。
免許を持っていれば、免許証で大体本人確認が済んでしまう場合も多いと思いますが、
免許を持っていない人は本人確認に2種類の書類が必要だったり、ちょっと不便だったりしますよね。
マイナンバーカードだったら、顔写真もついているので本人確認書類としてバッチリです。
コンビニで各種証明書を取得できる
マイナンバーカードを持っていると、住民票や印鑑登録証明書などの公的な証明書をコンビニの複合機で出力できちゃうんです。
住民票とかって、たま~にですけど必要な時があるんですよね。
その場合、平日の決まった時間に役所まで取りに行かなきゃならない、(しかも待ち時間長い)地味なストレスを解消することができます。
会社帰りなど夜遅くでも取得できるので助かりますよね。
確定申告(イータックスによる電子申告)に使える
【こちらは青色申告では使えないので注意です】
副業で確定申告が必要な人は、以前は電子申告するには税務署へ行ってID取得などの手続きをしなければいけなかったり、
「ICカードリーダライタ」なる機器を購入しなければならなかったりと、なんだかんだ面倒だったのですが、
令和元年分からは、マイナンバーカード+スマートフォン(対応機種は要確認)があれば電子申告できるようになったんです!
スマホの対応機種はこちらから確認してみてくださいね。
郵送料や税務署へ行く手間を考えると断然電子申告の方が簡単でお金も時間もかからないと思います!
毎年確定申告をする人はこのためだけにもマイナンバーカードを作ってみることをおすすめします。
マイナポイントは見逃せないお得な制度
マイナンバーカードを持っている人がキャッシュレス決済で買い物をすると、最大5,000円分のポイントがもらえるというマイナポイント制度が2020年9月~2021年3月末(予定)の期間に利用できるんです。
4人家族全員がマイナンバーカードを持っている場合、5,000×4人分で20,000円ものポイントをゲットすることができるんですよ~
ただ、自分でしなければならない手続きが多いんですよね…
- マイナンバーカードを取得する
- マイキーIDを設定する
- マイナポイントの申込をする(2020年7月~予定)
こんな流れになります。
あとはいつも通りお買い物をして申込時に指定したキャッシュレス決済をすると、決済事業者からポイントが還元されるんです。
詳しくは、マイナポイントの公式HPをチェックしてみてくださいね。
手続きはちょっと面倒ですが、家族一人当たり5,000円のポイントは結構助かりますよね!
マイナンバーカードの作成手順(市川市)
マイナンバーカード作ってみようかな…?と思い始めた方のために、
ここからは私のマイナンバーカード作成体験談をご紹介します。
千葉県市川市の場合ですが、基本的な作成手順はどこの自治体でも同じかと思います。
①個人番号カードの交付申請書を手に入れる
どうやら「通知カード」と一緒に送付されていたようなんですけどね…
調べてみると、交付申請書を紛失しても市区町村の窓口で再発行してもらえるそうです。
ただ私の場合、通知カードが送られてきたときから苗字も住所も変わっていたので、最初に送付されていた交付申請書は使えないということがわかりました。
交付申請書は氏名や住所が変わると使えない!
なので、市役所のマイナンバー窓口へ行ってまずは交付申請書を手に入れました。
ちなみに、取得の際に「スマホ・パソコンか・郵送、どの方法で申請するか」を問われたのでスマホを選択することにしました。
取得方法により申請書のフォーマットが異なるようでした。
窓口滞在時間は10分くらいでした。
②マイナンバーカードの申請をする(スマホ)
交付申請書のQRコードを読み取り、いよいよマイナンバーカードの申請を行います。
申込に必要な6つのステップがこちら。

- 利用規約の確認
- メールアドレス登録
- メールアドレス登録完了
- 顔写真登録
- 申請情報登録
- 申請情報登録完了
サクサク進むのですが、ステップ④の顔写真は気になりだすとなかなか決められず、すごい枚数の写真を撮ってしまいました…
顔写真は不備となる場合が多いようで、念入りな説明にちょっと笑ってしまいました。

真正面よりちょっと斜めにしたい気持ち、わかります。
ぶれちゃあさすがにまずいですよね…

顔がちょっと傾いてもだめ…
イスに座っちゃだめ…

頭髪のボリュームにくぎ付けです…
こんな感じで、かなりの禁止事項がHPに掲載されているんです。
顔写真登録のポイントは、
- 証明写真をイメージして!
- 白い壁を背景にして撮ろう!
- 正面を向こう!
- 多少影が入る程度なら大丈夫!(私の経験上)
これくらいが意識できていれば問題ないのではないかと思います。
ちなみに私はiPhoneで自撮りしたのですが、特にサイズなどの設定はせず、カメラを起動したそのままの状態で撮影しました。
作業時間は30分くらいでした。
写真がすぐに決まればもっと早く終わるかと思います。
③照会書が郵送されてきたら、市役所へ行ってマイナンバーカードを受け取る
スマホ申請完了から1ヶ月ちょっと経った頃、市役所から「個人番号カード交付通知書・電子証明書発行通知書 兼 照会書」なるものがはがきで届きました。
こちらの回答書に住所と氏名に記入&押印し、必要書類を持ってもう一度市役所へ!
※持ち物を忘れないように気を付けてくださいね~
何度も窓口へいく面倒くささといったら…
忘れ物はありませんか?
- 記入&押印した回答書(はがき)
- 通知カード
- 住基カード(あれば)
- 個人番号カード(更新・再交付の方のみ)
- 本人確認書類
窓口では機械を使った顔認証があったのですが、無駄に「認証されなかったらどうしよう…」と心配になりました。笑
パスワードの設定などをその場で行い、無事交付完了です。
窓口滞在時間は20分くらいでした。
まとめ
マイナンバーカードでできることや作成方法など紹介してきました。
マイナンバーカードの持つことのメリットは、
- 本人確認書類として優秀
- コンビニで各種証明書を発行できる
- 対応可能なスマホがあれば電子申告もできちゃう
- マイナポイントで一人あたり上限5,000円のポイントがもらえる
マイナンバーカードを持つことのデメリットは、
- 市区町村窓口へ2回行かなければならない(交付申請書が使えれば1回)
- 手続きが必要(スマホだったら30分くらい?)
- 更新手続きが必要になる(通知カードは更新不要なのですが)
- マイナポイントの手続きも必要
こうしてみると、とにかく「手続きがたくさんあって面倒!」がメリットを消しちゃってますね。笑
かなり重い腰を上げないとマイナンバーカードを作ろう!と思えない気がしてきましたが、
あったらあったで便利なんですよね。
私としては、「電子申告が簡単にできる」「マイナポイントが付与される」だけでも、
メリットのほうが大きいかなと思っています。
そして、政府もなんとかマイナンバーカードを作らせようと必死な感じが伝わってきますね…(マイナポイントとか)
今後もマイナンバーカードを作ることで私たちがお得になる制度なんかが出てくるのではないかな~と想像したりします。
いつかは作らなきゃ!と思っている方は、マイナポイントも始まることですし、ぜひこの機会にマイナンバーカードを作ってみてくださいね!