先日無事二人目を出産しました。
コロナ禍の出産は不安と孤独でいっぱいでしたが、なんとか母子ともに健康で出産を終えられたことにほっとしています。
今回は、コロナ禍で二人目を無痛分娩で出産した私の体験談を綴っていきます!
無痛分娩といっても病院によって方法は違ったりしますし、お産は人によってまちまちなので、いち体験談として読んでいただければと思います。
- 無痛分娩に興味があるけれど迷っている
- 無痛分娩の流れを知りたい
- 二人目出産の流れを知りたい
- コロナ禍での出産のメリット・デメリットを知りたい
妊娠後期~入院まで
私が通っていた個人の産婦人科では、経産婦は36週以降の内診で様子を見ながら出産日を決める「計画無痛分娩」をしていました。
車で30分ほどかかる産婦人科だったということ、上の子と二人きりのときに陣痛が来てしまった場合に困る(コロナ禍で上の子を産婦人科に入れられない!)ということがあったので、計画分娩はとてもありがたかったです。
ただ計画分娩前に陣痛が来てしまうことも考えられるので、37週を過ぎて″いつ生まれても問題ない”となったときにはめちゃくちゃソワソワしていました。笑
定期的にお腹が痛いけれど前駆陣痛なのか判断できないし、もうできることなら早く産んでしまいたい!
でも内診してみても「まだかな~?」という感じでなかなか出産日が決まらない・・・。
そんな紋々としていたある日、生理痛のような軽い痛みと少量の出血が。
上の子は保育園に行っている時間で、このまま陣痛がくるのか・・・?と病院へ連絡。
念のため入院セットを持って、受診することになりました。(保育園のお迎えは夫に頼めました。)
内診をしてみると、先生は「う~ん・・・」とどうやらまだ産むには早い感じ。
このまま帰されてしまってまたいつ陣痛が来るのか怯えるのは辛い・・・と思っていると、
「このまま入院しますか。もう産みたいんでしょ?」と私の気持ちを察してくれた先生に
「はい!」と大きく返事をしてそのまま入院することになりました。
無痛分娩・入院当日の流れ
入院が決まると、希望していた個室へと案内されて着替えをし、分娩室へ持っていく荷物をまとめます。
- スマホ
- 充電器
- ペットボトル&ストロー(寝ながら飲めるもの)
- ミンティア(落ち着く)
- ティッシュ
- ハンドタオル
分娩室へ案内されると、助産師さんに点滴をされます。
この点滴の針が結構太くて、痛かったです。
その後先生が登場して、さっそく麻酔。
背中をエビのように丸めてじっとする、というのは無痛分娩のレポートなどで読んでいたため、私の全力のエビを披露したら「体やわらかいねぇ」と褒められ?ました。
下半身が正座をした後みたいに痺れてくるのを確認したら、
ラミナリアという海藻で子宮口を広げる処置をします。
無痛分娩のレポートを読んでいると「ラミナリアが激痛」というレポートをよく見かけていたので怯えていましたが、
こちらの産婦人科では先に麻酔をしてくれるので全く痛みがありませんでした。
ここからはひたすら子宮口が開いてくることを待ちます。
下半身は感覚が無いけれど意識はしっかりしているので、テレビを見たり、スマホで友達にLineしたり。
ご飯も普通に食べられます。
麻酔の副作用がとても怖かったのですが、少し頭痛がした以外は吐き気などもなく、
テレビを見ながらたまに仮眠をとってだらだらと過ごしていました。
麻酔は2時間ぐらい経つと切れてくるので、痛みが出てくると助産師さんを呼んで麻酔追加してもらう流れでした。
入院が決まったのが夕方5時頃だったのですが、出産したのは翌日お昼の12時頃。
分娩時間は結構長かったのですが、麻酔をしていたので全然辛くなかったです。
無痛分娩・出産当日の流れ
お産が進んでくると、痛みはないながらも赤ちゃんが下に下がってきているのがわかるようになりました。
ゴールが見えてくると、「産むタイミングで麻酔が切れるのだけは勘弁!」と麻酔のタイミングを助産師さんに相談し時間を調整していました。
そして、もう股に頭がはさまっているんじゃないか?という変な感覚が出だしたころ、先生再登場!
「あ、これはもう一瞬で生まれます。」
その言葉の通り、3回くらいいきんだところで生まれました。
無痛分娩ってどうやっていきむのかな?と少し不安があったのですが、
不思議とできるものなんですね。。
助産師さんがタイミングを教えてくれるので、それに合わせる感じでした。
いきめないのでは?という心配はあまりしなくて大丈夫だと思います!
会陰切開をしたので縫合があったのですが、麻酔が効いているためまったく痛みなし。
分娩においては、ほぼほぼ無痛分娩だったのでした。
会陰の処置後はしばらく分娩台で休むのですが、麻酔が切れてから辛かったのが後陣痛。
陣痛をほとんど体感していなかったので、後陣痛ってこんなに痛いの?とびっくりしました。(一人目のときはまったくなかったです。)
そして会陰の痛みもじわじわ出てきてトイレに行くたびヒヤヒヤ・・・。
出産後の初日が一番痛みが辛かったです。
産後入院中~退院まで
痛み止めも服用し続けていたので、入院二日目となると後陣痛も会陰の痛みもかなりマシになりました。
一人目の時は手放せなかった円座クッションも、結局使わずに済んだほどです。
母子別室で赤ちゃんと接するのは授乳のときのみ、夜中の授乳は助産師さんにおまかせ、という産院だったので、自分の体力回復につとめられました。
ただ一人目の時とは違う症状として、産後のむくみが酷かったです。
手の指とか、顔のむくみが酷かった・・・
むくみの影響なのかホルモンの何かが影響しているのか、歯が浮いたような気持ち悪い感じがあって眠れなかったんです。
たぶんかなりマイナーな症状だったと思うのですが、まさか歯の違和感に振り回されることになるとは思わなかったです。
入院期間は出産日から3泊4日と短めでしたが、出産での体力消耗が最小限に抑えられたこと、入院期間で自分の体をしっかり休められたことで退院時にはかなり元気でした。
赤ちゃんは検査のため1日遅く退院したので、帰り道に食べた回転寿司(久々の海鮮!)はめちゃくちゃ美味しかったです。
入院中、上の子はどうする?
我が家は祖父祖母のサポートはほぼ受けられない(住んでいる場所が遠い)状況なので、
夫による保育園送迎をお願いしていました。
保育園には事前に延長保育の申請をしておき、保育時間いっぱいに預けることに。
夫は慣れない送迎・上の子は急に長くなった保育園生活と大変だったと思います。
私には何もできないので、上の子のために1日1つプレゼントと手紙を準備していました。
1日目はバスボム、2日目はお菓子、3日目はパズルというように。
イベント感覚で少しは楽しんでもらえたと思います。
私が産院選びで重視したこと
一人目を産んだとき「二人目とか絶対無理!」と思った私が今回重視したことをまとめます。
- 無痛分娩できる
- 個室に泊まれる
- 母子別室である
- 母乳育児推奨ではない
- 1時間以内に通える範囲
一人目の出産で辛かったのが、出産翌日から母子同室だったこと。
ミルクも自分で作って消毒して、夜中の授乳も待ったなし。
食事は食堂で同じタイミングで出産した人と一緒に食べなければいけなくて、1人になれるのはシャワーの時間だけ・・・。
特別厳しい産院というわけではないのですが、私にとってはまるで合宿のような入院生活で、退院したときにすでに寝不足でぐったり、そこからの初育児はなかなかキツかったなと思います。
なので次産むなら母子別室だ!と意気込んでいました。笑
実際、今回母子別室を選んで本当によかったです。
授乳の時間になると助産師さんが部屋まで赤ちゃんを連れてきてくれ、
その後人肌になったミルクを持ってきてくれる。。なんてありがたい。
夜は10時の授乳が終わったら夜中のミルクは助産師さんがあげてくれるので
朝6時まで一人の時間。
これで体力回復&精神の安定を保つことができました。
一人の時間が必要な人には、やはり母子別室で個室の入院生活ができる産院を選ぶことをおすすめしたいです。
産院選びではその産院のHPや口コミサイトを参考にしましたが、特に参考になったのがママリというサイトです。
アプリをダウンロードするとたくさんの質問&回答が見られるのですが、産院名で検索すると結構口コミが載っていたりして、定期的に見ていました。
利用している人はプレママ・ママさんだけのようなので、やり取りも知恵袋よりマイルドなのが好きです。笑

コロナ禍での出産、大変だったこと・よかったこと
コロナ禍での出産はやはり大変なことの方が多かったです。
- 風邪をひくと定期健診が延期になってしまう
- コロナになったら、転院になってしまう
- 立会出産ができない
- 上の子を産院に連れていけない
妊娠中期、健診の少し前に風邪を引いてしまったことがあり、産院に連絡すると
「PCR検査を受けてください。」と言われました。
熱もないので自費の検査しかできず、当時検査をしている病院が少なかったため病院探しから苦労した記憶があります・・・。
無事陰性の連絡をすると、「風邪症状が治まってから2週間空けて受診してください。」とのこと。
4週おきの健診が6週も空いてしまって、その間赤ちゃんは元気なのか、とても不安でした。
また万が一コロナにかかってしまったら、個人の産婦人科では受け入れ不可、転院になると言われていました。
妊婦は重症化のリスクが高いと言われているし、自分のことも赤ちゃんのことも心配で毎日怯えながら過ごしていました。
また上の子を病院につれていけないので、二人きりのときに陣痛がきたらどうするか?対応策を考えておかなければいけませんでした。
できたら出産のときに上の子を立会させてあげたかったけれど、それも叶いませんでした。。
逆にコロナ禍出産でよかったことは一つだけですかね。。
- 入院中お見舞いができないので、一人でゆっくりできる
面会に来る人がいないので、眉毛の一つも描かずに無防備な状態で常に過ごすことが出来ました。笑
生まれたての赤ちゃんを見て欲しいという気持ちも少しありますが、面会って結構疲れるので楽だったかなと思います。
まとめ
コロナ禍での二人目・無痛分娩による出産レポートでした。
無痛分娩は私の場合、本当にほぼほぼ無痛分娩だったので、
産後の体力を少しでも残しておきたい方には本当におすすめしたいと思います。
(もちろん無痛分娩によるリスクもゼロではないので、その産婦人科の無痛分娩実績や口コミなどを参考にしたり、医師による説明を受けて納得の上で、ですが)
コロナ禍はまだしばらく続くのかな?と想像します。。
その中でこれから妊娠出産を考える方に、少しでも参考になったら嬉しいです。